大和市議会の新しい議長に選出された 平田 純治(すみはる)さん 市内渋谷在住 72歳
大和で紡ぐ敬天愛人の心
○…4月の市議選で4度目の当選を決め、議長に選出された。市民の代表として「二元代表制なので、首長と是々非々の立場を明確に」し、議会の代表として「商工会議所をはじめ市内各団体と緊密に連絡を取り合い、情報交換したい」と抱負を語った。
○…鹿児島市の甲突川と言えば、西郷隆盛、大久保利通ら郷土の偉人の生家など、維新の歴史を感じられる場所。その近くで生まれた。県人の誰にも息づく「物事に動じない。弱いものを助ける」”西郷どん”の魂のもと、高校までを鹿児島で過ごした。国鉄に就職。地元の鉄道管理局を希望したが、縁あって東京の鉄道管理局に赴任が決まり、上京した。「色の白い人が多いなあと思ったよ」と当時を懐かしそうに振り返る。
○…組合によるストライキ、そして民営化。「国鉄は自分がいる場所ではなくなった」と40歳を前に、退職を決意する。「身寄りのない自身に『条件なしで使っていいよ』」と声をかけてくれたのが、高座渋谷の不動産屋さん。「成せばなる」と写真スタジオを始めた。まだ高座渋谷に商店会も無い頃。商店会を作ったり、交通指導員をしたり、と地域のために働くうち、地域の声を届けるため、議員に推す声が高まった。家族に「離婚」を切り出されるほどの決断だったが、挑戦。2度目の選挙で当選を果たした。
○…ドライブを兼ねて夫婦で「道の駅」を巡るのが最近の楽しみ。「千葉県は日帰りで行け、地場産のものが沢山あって」とお気に入りだ。大学の長距離界で活躍する孫娘に刺激を受け、ランニングをしたり、体幹を鍛えるトレーニングをしたりと鍛錬を欠かさない。「選挙運動中に自転車で転んで、実は傷だらけなんだよ」と脛をさすって苦笑いを浮かべた。
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