大和版 掲載号:2020年4月10日号 エリアトップへ

徒然想(つれづれそう) 連載 265花のお寺 常泉寺 住職・青蔭文雄

掲載号:2020年4月10日号

  • LINE
  • hatena

 この月は春の盛りを感じさせ、生気あふれる月でもあります。

 今月は「老母の然(とも)す所の一灯は光明特に朗に、殊に勝れて夕(ゆう)を通じて滅せず」。出典は中国、西晋(せいしん)、法炬(ほっこ)訳『阿闇世王授決経』(あじゃせおうじゅけっきょう)。

 意は「貧しい老女の献じたささやかな灯は、夜通し消えず、他のどんな灯明にも増して光り輝いていた」です。阿闇世(アジャータシャトル)王はジュータワナ(祇園)に滞在中の釈尊に施食などを供養し、さらに医師のジーヴァカと相談して、万灯を献じようと多量の麻油膏を祇園精舎に運ばせました。この時に一人の老女がいて信心篤く、仏に供養しようとしましたが手に何もありません。人に乞うて得たわずかな銭をすべて出し、王にならい灯を献じようと油を購入しました。油商人は貧女の篤信に感じ入り二合の金に対して三合を足して売りました。彼女は五合の油をもって仏前に至り「わずかな油量なので、すぐ切れるだろうが、自分が後世成佛できるのであれば」と、夜通し消えないように祈りました。老女の一灯は朝まで消えなかったといいます。

 この事は、真実の信仰から発した布施の功徳は無量(むりょう・はかり知らないほど多い)ですと、教えています。桃蹊庵主 合掌

大和版のコラム最新6

徒然想  連載275

徒然想 連載275

花のお寺 常泉寺 住職・青蔭文雄

2月5日号

徒然想  連載274

徒然想 連載274

花のお寺 常泉寺 住職・青蔭文雄

1月1日号

徒然想  連載273

徒然想 連載273

花のお寺 常泉寺 住職・青蔭文雄

12月11日号

徒然想  連載272

徒然想 連載272

花のお寺 常泉寺 住職・青蔭文雄

10月30日号

徒然想  連載271

徒然想 連載271

花のお寺 常泉寺 住職・青蔭文雄

10月9日号

徒然想(つれづれそう)

徒然想(つれづれそう)

連載 270花のお寺 常泉寺 住職・青蔭文雄

9月11日号

お葬式から樹木葬まで

地域で30年以上。24時間安心ホットライン

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月19日0:00更新

  • 2月12日0:00更新

  • 2月5日0:00更新

大和版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2021年2月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク