大和市消防署長に就任した 中丸 剛仁さん 深見西勤務 54歳
団結で市民の安全守る
○…指揮官として現場をまとめる本署の警備一課長から、今年4月に本署署長に就任した。コロナ禍での就任だったが、「署員一丸となって闘ってくれていることに感謝」と前を向く。署長として目指すのは風通しの良い職場。「若い職員が多いので、教育指導にも力を入れていきたい」と意気込みを語る。
○…横浜市泉区の出身。幼少期から身体を動かすことが好きで、学生時代は生粋の野球少年だった。「そこで先輩後輩の規律を学んで、心身ともに鍛えられたかな」。高校卒業後、野球部時代の先輩の勧めから、消防職員の道へ。20代は、地区ごとのチームで消防や救助の技術を競い合う「消防救助技術大会」に情熱を注いだ。全国大会に2度出場し、1位になったことも。「あの頃はまさに青春だった。いい20代を過ごしたね」と笑顔を見せる。東日本大震災があった年には市の危機管理課に配属。避難所運営委員会の立ち上げや、大学と連携して現場にドローンを導入する事業に携わった。
○…妻と娘の3人暮らし。今年10歳になる娘とは休日山歩きに出掛けるなど、なるべく沢山の時間を過ごすようにしている。趣味は20代から続けているヨット。葉山の海で練習し、年2回大会にも出場する。「波の様子を見ながら、その場で戦略を考えて実践していく。消防の現場と似ていてね。娘も2歳から乗せていて、いつか一緒に大会に出るのが夢」と目を輝かせる。ヨット仲間からは仕事について民間ならではの意見をもらい、刺激を受けている。
○…今この状況だからこそ、市民目線で、市民から信頼される消防署を作っていきたいと前を見据える。「皆さん大変な状況だと思うが、一緒に戦っていくので私たちを信頼してもらえれば」。
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>