誠心誠意が繋がり生む
○…自治会では初の試みとなるオンライン講座。「自治会というと、お年寄りばかりで入りづらい雰囲気があるでしょう?若い世代にも入ってきてほしいと思ったら、今までと違うことをやらないと」。2年前に会長に就いた当初、会社仲間の自治会を見てまわった。どの自治会でも課題になっていたのが、役員の後継者不足。そのために最初に取り組んだのは、雰囲気づくり。「会館に来た人には必ずお茶を出すようにして」。そうして集まってきた人たちに声をかけ、現在役員の6人中4人は現役世代。「働いている人の分は皆でカバーし合って、情報共有はグループLINEで。今回の講座で使うYouTubeチャンネルの立ち上げも、若い人の力があってできた」と微笑む。
○…都内で3人兄弟の長男として育ち、中高と多くの友人に囲まれ少年時代を過ごした。高校卒業後は銀行員に。預金や融資、営業まで幅広く携わった。公所に越してきたのは40年前。「当時、田園都市線がつきみ野まで伸びた頃。都内まで通いやすいと思って」。
○…息子2人は独立し、妻と二人暮らし。8年前から妻と始めた市民農園では、つきみ野に畑を借り、大根やブロッコリー、小松菜など多品種を育てる。「収穫がいちばん楽しみ。毎年同じようにできるかといったら、そうはいかないところが面白い」。
○…気付けば、同じ支店で働いた会社の同僚5人も公所に越してきた。「同僚や学生時代の友人とは、今でも年1回は必ず集まる。同級生や先生からは、なぜか自分のところに連絡が来る」。長く人付き合いを続けるコツを聞くと、「誠心誠意付き合うことかな」とゆったり語る。飾らない人柄に、多くの人が集まってくるようだ。
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