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徒然想 連載276 花のお寺 常泉寺 住職・青蔭文雄

掲載号:2021年3月12日号

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 三月になると、樹木の芽も膨らみ春という気持を深くする。

 今月は、一人の心なれども二つの心あれば、其の心たがいて成(じょう)ずる事なし。百人千人なれども、一つ心なれば必ず事を成す、です。

 出典は、日蓮著、『異体同心事(いたいどうしんじ)』。

 意は、一人の心であっても、ああも考えられるし、こうも考えられるというように、二つの心があったのでは、その心が食い違って目的を達成できるはずがない。しかし、百人、いやそれどころか千人もの大勢の人数で心も多数であっても、それが一つの心に集まれば、必ず目的を達成するのです、ということです。

 何事も心を一つにしてこそ大きな目標を成し遂げることができる。このことは全ての会社、団体、あらゆる組織が悩み、そして目標としていることこそ、この「心を一つにする」ということです。

 社会一般に、主張を明確にし、声高に主張を鮮明すれば必ず多くの人たちから圧迫を受けるものです。こうしたときこそ、主張を確め合い、心を一つにしてゆけば、必ず真実を理解してくれるようになる、と師は教えています。このことを「異体同心なれば万事を成じ、同体異心なれば諸事叶(かな)うことなし」と、説いているのです。

   桃蹊庵主 合掌
 

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