新しく(公社)大和市医師会の会長に就任した 横田 隆夫さん よこた小児科クリニック院長 65歳
つながりは「密」に
○…前会長のもとで副会長を10年務めた後の新会長就任となった。「お世話になった人への恩返しのつもりで」と優しい口調で語る。予防・検診・ワクチン接種などの事業を中心に、歴代の会長が築いてきた流れを継承し、公益社団法人として市民の健康維持のための活動に尽力する。「開業医は自分の世界に陥りやすい。横のつながりを強くし、積極的に情報交換して医療に生かす。それが自分のためにも患者のためにもなる」と、新会長として旗印に掲げたのが「コミュニケーション」。つながりの強さで医師会をより強い組織にしていく考えだ。
○…東京都の生まれ。「転勤族」だった父の仕事の関係で、東北で多感な青春時代を過ごした。「態度や気持ちがよくわかる」と東北出身の現首相にはシンパシーを抱いてしまうという。高校は宮城、大学は岩手で進学。高校進学時「死を回避でき、人のためにもなり、喜んでもらえる」職業として医師を志した。「学校で学んだことが仕事に生かせる、患者の喜びを自分の喜びにできる幸せ」。当時の志のままに、医師の魅力をそう語る。
○…慶応大学病院に勤務後、1994年に関連病院の一つである大和市立病院に。98年に中央林間で開業した。「実は妻が中央林間の生まれ。縁を感じました」とほほ笑む。最近は開業当時の子どもたちが親になって通ってくる。「自分も歳をとったなと感じます」と苦笑した。
○…「60の手習い」で始めたのがサクソフォン。医師会の先生に勧められ、5年ほど前から吹き始めた。音を出す喜びに魅せられ「楽器はいいですよ」と他の先生にも勧めている。「楽しみがあることで仕事にもハリが出て良い影響がある」と笑顔が弾けた。
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