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徒然想 連載280 花のお寺 常泉寺 住職・青蔭文雄

掲載号:2021年7月9日号

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 今月は「問えばいわず 問わねばいわぬ 達磨殿 心のうちに なにかあるべき」です。出典は「一休宗(いっきゅうそう)純(じゅん)」道歌です。

 意は、なにか質問しても、達磨さんは黙っていて、答えを教してくれない。また、こちらが質問しているのに、達磨さんからは何の答えも出してくれない。質問してもしなくても、達磨さんは黙り込んで口を開かない。口を開かない達磨さんは、質問に答えられないのか、いや、答えないということなのか。

 黙して語らずなのです。達磨さんが黙って答えないのが本当の答えなのです。的を得た答えなのです。

 その師の心は、なぜなのでしょうか。「人にばっかり訊かないで、心を静かに落ち着いて考える。そうすれば、自分で自分らしい答えが自然に生まれてくる」と教えている。

 達磨さんからのあなたへの答えはないのです。自分自身で心を静めて、自分で答えを生む力を磨くこと、このことが答えなのです。これこそが、一休の禅の境地、禅の世界なのです。因(ちなみ)に、達磨大師は中国禅宗の始祖で、ご存知でしたか、インドの人なのです。

 自分がどう生きるのか、自分の生き方を人に訊くのではなく、自分で学んで生きなさい、と師は歌にして諭している。

桃蹊庵主 合掌
 

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