神奈川県社会保険労務士会厚木支部の支部長に就任した 青木 浩一(ひろかず)さん 海老名市在勤 56歳
資格の遍歴に滲む人柄
○…働き方改革に伴う雇用形態の変化や労務管理の多様化に加え、コロナ禍という荒波の中、大和市を含む県央7市町村の180人以上が加盟する支部の舵取りを任された。課題にあげるのは弁護士や税理士など他の士業に比べて低い社労士の認知度。「労働問題や年金の相談など、会社で働く人たちにとって必要な業務を担っている自負はある。だからこそ地域に社労士が必要であることをアピールしたい」と静かに決意を語る。
○…厚木市の生まれ。小さい頃から乗り物好きで「電車に乗ってみたい」と大和高校へ進学。当時は中央林間駅と学校の間に大きな建物はイトーヨーカドー(今のラプラ中央林間)しかなく「『つきみ野砂漠』なんて呼ばれてました」と目を細める。時代はバブル前夜。高校時代からオートバイの運転が好きだったこともあり、大学卒業後、希望の上場企業メーカーに就職。人生のハンドリングは思い通りと言えた。
○…30歳をすぎて一念発起。ドクターヘリのパイロットを目指し、オーストラリアに航空留学。「社会の役に立ちたい」など決断には幾つもの理由があった。自家用免許までは取得したが、事業用は困難を極め断念。かつての総務・人事の経験を生かし、働きながら社労士の資格を取得。今に至る。「こういう社会貢献の方が自分にはあっているかな」と苦笑する相好に、悔いは感じられなかった。
○…小学生の頃から釣り好きで、自ら小型一級船舶免許も取得。以前は船を借り、友人らと沖合に出ることもあったという。12〜13年前から始めたゴルフでは、今年7月に初めてホールインワンを記録。打った場所から「『カコーン』とカップに入る音が聞こえた」と嬉しそうに証明書を見せてくれた。
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