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大和 人物風土記

公開日:2022.03.11

大和ホワイトガールズの監督を務める
武田 慎也さん
つきみ野在住 56歳

3つの「かえる」を大切に

 ○…大和市唯一の女子ソフトボールチーム「大和ホワイトガールズ」の4代目監督を務める。チームはこの3月に愛媛県松山市で開かれる「第15回春季全日本小学生大会」に出場する。チームに4年生は不在、5年生と3年生で勝ち取った全国。「小粒で元気が良く、勢いに乗ると強いですよ」。常に子ども達には自分で考えることを促す練習が特長。

 ○…大切なのは「考える・切り替える・振り返る」3つの「かえる」。考えてプレーをする子の成長は著しい。練習中にも子ども達に頻繁に質問。「何のために?」「どうしたら?」「ベストな動きは?」。強豪チームであってもソフトボール一色の生活は勧めない。理由は家庭での過ごし方をはじめ学校、他の習い事、色々な経験や知識の全てがソフトボールに繋がっているため。

 ○…出身地は愛媛県だが、俗にいう転勤族の家庭に育った。転校生としてのスキルを「対話」と言い切り「相手の話をよく聞き、相手とよく話をすることを心掛けていた」と話す。小中高と野球を続け、会社の海外勤務で駐在したオランダでは硬式野球を広める活動も担当。オランダから帰国すると長女が小学校で友達に声を掛けられ、チームに入団したことがきっかけで今に至る。

 ○…就任後はチーム中心の生活。「群馬県での試合に間に合うように、出張先から朝一番の飛行機で羽田へ。その足で試合会場に足を運んだこともある」と苦笑。出張が多い頃には週末の練習に間に合うよう、遅くても金曜日には大和の自宅に着くように心がけていたとも。「大変だと思ったことは一度もない、むしろ大変さも面白い」というが、そろそろ世代交代も検討中。チームから完全に離れて田舎暮らしにも憧れているとのこと。

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