大和市夏野菜持寄品評会で枝豆が最優秀にあたる「優等」を獲得した 露木 美智雄さん 上和田在住 61歳
溢れる情熱、農業に注ぐ
○…市内の農家が栽培した夏野菜の出来栄えを競う「大和市夏野菜持寄品評会」。大和産の野菜を消費者に広く知ってもらい、農家の技術向上を目的に開かれた品評会で、出品した枝豆『おりひめ』が最高位の「優等」を獲得した。優等は7年連続。これまではきゅうりでの受賞が多く枝豆は初。「今年は枝付きが良く、実もしっかりとした自信作。枝豆での優等は初なので嬉しい」と喜ぶ。
○…東京農大卒業後、電気関連の会社に勤め、40歳の時に家業の農家に就農した。就農から数年は父親の作業のメモをとる日々。「職人堅気の尊敬する父の栽培方法に加え自分なりの育て方を確立したかった」と当時の心境を振り返る。野菜づくりで最も大切にするのは”土づくり”。手間をかけた土でつくる野菜は味も見た目も全く違うという。「枝豆やとうもろこしなど鮮度により味が左右される野菜は朝に収穫したものを近所のスーパーへ直に届けている」とこだわりをみせる。
○…大和生まれの大和育ち。現在は久田自治会の会長など地域活動にも従事する。会社員の時はゴルフ、スキーなど多趣味だったが、就農後は時間がとれず、心が休まるのは奥さんと出かける年数回の近場への旅行。「長年様々な面で協力してもらっているので、コロナがもう少し落ち着けば妻と海外旅行に出掛けたいですね」
○…4人の息子を育てて、26歳になる次男が後継者として畑を手伝う。自身のメモと同様に、息子も日々の作業記録をスマホやパソコンでデータ管理する。「農業も日々進歩が必要。上和田地区は若い農家もいて、切磋琢磨できる環境に恵まれている。自分の栽培方法を確立していって欲しい」と優しい父親の顔をのぞかせた。
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