県立大和南高校ダンスドリル部が、7月29日(金)から31日(日)まで東京体育館(渋谷区)で開催される「全国中学校・高等学校ダンスドリル選手権大会2022」のCHEER部門に出場する。同校のCHEER部門での出場は4年連続4回目。
ダンスドリルはアメリカ西海岸が発祥の競技。アメリカの高校では正規の授業として単位が認められる。日本では高校の部活動として発展し、夏に行われる同大会は、スケール・内容的に充実した大きな大会として知られ、「CHEER」の他、「HIPHOP」「JAZZ」「MILITALY」など15部門で競われる。
大和南高校は、計150チーム、約2000人が出場した6月11・12日に行われた関東地区予選のCHEER部門において息のあった演技を披露して3位に入賞し、全国大会出場の切符をつかんだ。現在、全国大会へ出場するメンバー18人は熱のこもった練習をこなし、最終調整を進める。三小田(さんこだ)栞莉部長は「今年は諦めないで何事にも取り組むチーム。全国では昨年の3位以上の成績を残したい」と意気込みを話す。
県内屈指の強豪校へ
大和南高校ダンスドリル部は部員数29人。2012年に、住吉高校や茅ケ崎高校をダンス日本一に導いた黒田紫(ゆかり)教諭が同校に赴任し、ダンス部の顧問に就いてから数年で強豪校の仲間入りを果たした。特にHIPHOPに力を入れ、昨年までは同部門で8年連続で全国出場を果たすなど、輝かしい成績を残してきた。
部員たちは地域社会貢献の一環として、地元の小中学校や老人ホームなどでも演技披露を行う中で、「高齢者にもわかりやすいCHEERにチャレンジしよう」と、数年前から本格的な練習を開始した。もともと、HIPHOPだけでなく、あらゆるジャンルのダンスができるチームづくりを進めてきたため、すぐにCHEERでも頭角を表し、4年連続で出場する強豪校になった。黒田教諭は「幅広いダンスを経験してきたのがこのチームの強み。全国の舞台でも悔いのない演技をして欲しい」と期待した。
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