3年ぶりに開催される「神奈川大和阿波おどり」の本大会で、市内中央在住のおかっぱミユキさん(40)が総合司会に選出された。ミュージシャン・イラストレーターなど表現者の顔を持つミユキさんは「大好きな大和の夏を盛り上げたい」と、人一倍の地元愛で大会本番に臨む。
22歳で神奈川へ
ミユキさんは愛知県名古屋市の出身。幼少期から明朗活発な性格で、日本舞踊やカラオケ大会など、人前で表現することに大きな喜びを感じる子だった。
高校は地元の進学校を選んだが、夢中で取り組んでいたバンド活動を継続したいと考え、卒業後もマイクを握り続けた。
転機は22歳。心血を注いだバンドが解散。それでもメジャーデビューの目標を追いかけようと、相模原市に住む友人を頼って上京。26歳で念願のデビューを果たした。
ミユキさんは当時を振り返り「全然売れなかった」と笑うが、持ち前の明るさと人柄で地域のイベントやラジオ番組への出演など、多方面から仕事が舞い込んだ。
大和に暮らし10年
2012年にフリーとなり「おかっぱミユキ」として再出発。この時期に大和へ移り住んだ。現在、ユーチューブで公式チャンネルを運営。「大和NAVI」と題して、市内の情報を発信中だ。「縁あって暮らし始めた大和の人たちは、私をよそ者扱いせず親切に接してくれた。だから恩返しがしたいんです」
現在、夫と娘の3人で暮らす。「大和は私にとって『第一』の故郷。神奈川大和阿波おどりでは、精一杯の元気で大和を盛り上げます」と笑顔で「恩返し」を誓った。
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