11月1日付で大和商工会議所会頭に就任した 本田 誠一さん 上草柳在住 72歳
世界の「ホンダ」は地域密着
○…一週間の間に秋田と鹿児島で講演会を行い、地元経済団体のゴルフコンペでは力強いティーショットを見せながら、関係者とのコミュニケーションを怠らない。理美容の第一線に今も立ち、国内外からの「ご指名」にハサミで応える。こうした中、大和商工会議所の会頭に就任した。サービス業部会から初となる会頭職に、「小さな商店も含めた地域のサービス業が社会に奉仕できるよう、できることを精一杯やっていきたい」と前を向く。
○…逗子生まれ。湘南の潮風を浴びながら江ノ島と富士山を望む風光明媚な土地で育った。小学校高学年になると父が上草柳で理容室「本田理容館」を創業。市内に移り住み、草柳小・光丘中に学んだ。高校卒業後は理・美容の専門学校に通った。1970年代には英国やフランスに留学。「美に性差なし。一人ひとりが内面から輝くことこそ、美」。そんな感性の中で腕を磨き、実力者となって帰国した。
○…「ユニセックス(男女区別のない)な総合的美容サービスの提供」をコンセプトにした(有)髪工房ホンダを設立し今年で40年。今では市内を中心に県内で7店舗を展開している。ヘアドレッサーのヴィダル・サスーンとも親交のあった世界の「ホンダ」だが、東京や海外に出店する予定はない。「お客様に大和へ来てもらえるくらいのお店を作らないと」。そんな意地とプライドは70代の今も色あせない。
○…「美しい大和を残したい」。多忙な日々の中、地域の若手経営者との交流にも精力的だ。「大和には有望な若い世代がいる。彼らに伝えられることは伝え、皆が誇れる未来の大和を託したい」。アーティストとして、会頭として、一市民として、今日も地域密着で全力を尽くす。
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