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大和 人物風土記

公開日:2023.01.20

小学生ドッジボールチーム「大和」の監督を務める
馬場 勝さん
渋谷在住 54歳

人情あふれる指揮官

 ○…小学生女子のドッジボール全国大会に、県代表として出場した連合チーム「カナガワジュエル」。今大会で準優勝を遂げた登録選手18人のうち、自身が指揮をとる「大和」から7人が参戦し、躍進の原動力となった。チーム名さながら、晴れの舞台で宝石のように輝きを放った教え子たちの活躍を振り返り「めちゃめちゃうれしかった」と目を細める。

 ○…市内渋谷に生まれた。渋谷小で3年生までを過ごし、その後は家庭の事情で三重県へ。進学した高校は非行の問題を抱え、所属したサッカー部は対外試合を禁じられた。それでも、学年が上がると中心選手の一人として部の再建に奔走。1年生の3軍チームに大敗はしたが、強豪・四日市中央工業と試合ができたのは「青春の思い出」と振り返る。

 ○…高校卒業後は再び大和市へ。25歳で結婚し3人の子宝に恵まれた。長男が「大和」でドッジボールを始め、チームを手伝うことになった。「サッカー一筋だったが、ドッジボールにも奥深さと面白さがあって」と競技の虜に。社会人になってからも続けたサッカーを40歳過ぎに一区切り。大和の監督となった。チームに携わり早20年。教え子は100人を超えた。

 ○…上和田小の体育館を拠点に土日8時間、水曜日は夜から2時間半の練習を行う。プライベートの時間はなく「ドッジボール一色の日々」。「試合で勝たせてあげたい」という親心が原動力だが、「ひたむきに頑張る姿から私が元気をもらいたいんです」と正直な胸の内を明かす。監督業はこれからも続けるつもりだ。「もちろん妻の理解と支えがあってこそ」と伴侶への感謝を強調。「近いうち愛車でドライブを」と密かに恩返しを計画している。

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