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大和 人物風土記

公開日:2023.10.06

10/28に開催される「第13回中央林間ハロウィンフェスティバル」の事務局を務める
長谷川 洋平さん
中央林間西在住

恩返しで世代つなぐ

 ○…「私ではなく、もっと若い世代を取り上げてください」と最初は取材をためらったが、「少しでも何かの参考になるなら」と話を聞かせてくれた。大和市内では最大級と言えるハロウィンの祭典を陰で支えてきた。毎年数千人規模の来場があるため、参加はウェブからの完全事前予約制。自身の得意分野であるデジタル技術をフル活用し、円滑なイベント運営に尽力してきた。

 ○…西鶴間に生まれた。「木登りが大好きだった」という活発な少年は、小学3年生の時ボーイスカウトに出会った。約360Kmもの距離を6日間かけて踏破したり、海上自衛隊に体験入隊したり、過酷な経験を通して心身を鍛錬していった。「大人になって振り返ると『楽しい日々だった』と感じることがありますよね。まさにそれです」と、なつかしそうに当時を振り返る。

 ○…26歳の時にソフトウェアの受託開発を行う会社をおこし、現在も中央林間で10人を超えるスタッフたちと働く。周囲に請われる形で「中央林間ハロウィンフェスティバル」に関わるようになったのは、第8回大会から。今では、約30人で構成される実行委員会の中で頼られる存在として汗を流している。コロナ禍の昨年も、参加者の数を制限しながら、当日の混乱や「密」を防ぐなどして、安心で安全なイベント運営に努めてきた。

 ○…二十歳まで携わったボーイスカウトの経験を引き合いに「子どものころ周囲の大人たちに育ててもらった。その感謝と恩返しの気持ちでやってきた」と明かす。多彩な仮装で楽しそうな子どもたちを思い浮かべ、「たくさんの思い出を作ってほしい。大人になったら今度は次の世代に返してほしいよね」。あと数年、恩返しの活動を続けるつもりだ。

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