2月17日に開催された自治会セミナーで防災の実践事例の発表を行った 高橋 忠広さん 草柳在住 79歳
地域のためできることを
○…草柳自治会の会長として、地域の防災・減災に努めるほか、市自治会連絡協議会の副会長や中央地区自治会連合会の会長など、多くの肩書を持つ。「地域の住民に安心を届けたい」と活動する中、今回の自治会セミナーでは、スタンドパイプの重要性を各地区の自治会員へ呼びかけた。「災害はいつ起こるか分からないので、何よりも備えが大切」と真剣な眼差しを向ける。
○…北海道小樽市で生まれた。幼少期からスポーツが好きだった。中学時代はバスケットボール部の主将としてチームを引っ張り、高校に入学するとスキー部に所属。1972年の札幌オリンピックで銅メダルを獲得した青地清二さんと共に練習に励んだ。卒業後は地元の公立大学で勉学に励む傍ら、銀行員として勤めた。「青地さんとスキーを続けていたら、すごい選手になってたかも」と笑顔で懐かしむ。
○…27歳の頃に結婚。その後、2人の娘を授かったことをきっかけに大和市へ移住した。69歳で退職した後、初めて自治会の集会に参加すると、すぐに副区長に任命された。「色々と新しいことに挑戦できる」とやりがいを語る。その後、会長になり7年が経過した。自治会館の建て直し工事を長きに渡り計画し、今年2月10日に新たに生まれ変わった姿をお披露目した。
○…妻に「料理ぐらいはしてほしい」と頼まれて、料理教室へ通い始めた。今では良い気分転換になっているという。家族に振る舞うことも楽しみのひとつで、週に1回は娘の自宅に手料理を届けている。「『美味しかった』と言ってもらえることがモチベーションになっている」と優しく微笑む。これからも家庭や地域を守るため「自分にできることはやりたい」と力強く語った。
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