大和中学校(高井文子校長/生徒数836人)で1日、全校生徒を対象に「大和中の輝く未来を語る会」と題する特別授業が行われた。同校の卒業生である古谷田力市長が就任以来、母校に初めて凱旋し、「母校の生徒に伝えたい学校では教えない生きるヒント」と題し、およそ1時間にわたり講演した。
この特別授業は 、キャリア教育の一環として大和中学校同窓会(菊地弘会長)が昨年夏に発案し、その後同校が市に働きかけ卒業式を前に実現した。同校の体育館には3年生が集合し、1・2年生は各教室でライブ配信を見守った。
登壇した古谷田市長は1700gの体重で生まれ、小学1年までは大和小、その後は大野原小に通い、大和中では陸上部で活動するなど、自身の小さいころの歩みを振り返った。
古谷田市長は、社会に出て飲食店を経営するようになり「お客様から街づくりについての意見や助言を数多く聞くようになったことがきっかけとなった」と市政を志した経緯に言及。「まさか、大和市長としてここで講演するなんて、夢にも思わなかった」と、生徒たちに本音を明かした。
講演の結びに「人生はどうなるか分からない。皆の可能性は無限。挫折は付きものだが、一歩を踏み出す勇気と行動力を忘れず頑張ってほしい」と呼びかけた古谷田市長。卒業式を控えた3年生たちは「先輩」からのエールに拍手で応えた。
講演後には質疑応答の時間が設けられ、生徒からは「好きなアイドルは誰ですか」「収入はいくらですか」など直球の質問が投げかけられ、古谷田市長は「松田聖子さんが好きだった。コンサートには2回行った」などと包み隠さず回答。会場を沸かせた。質問した生徒からは「私も市長になれるよう頑張ります」などの声も聞かれた。
司会進行を担当した八木ひかるさん(3年)は「他者と自分を比べ落ち込むことも多いですが、物事の捉え方、考え方しだいで人生は大きく変わるという市長のメッセージに勇気づけられました」と振り返った。
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