大和市国際化協会の理事長に就任した 清水 和男さん 深見西在勤 73歳
大和を相互理解のまちに
○…大和市にはアジアや南米、アフリカ、中東など様々な国や地域からの市民が暮らしている。外国人とまちの橋渡し役である協会の舵取り役を担う。市長から理事長就任を依頼され「まちのために役に立てる最後」と思い、責任ある役職を引き受けた。その運営方針は「外国人にはまちや市民への理解を、市民には外国人への理解を深められるような活動をしていきたい」と力強く語る。
○…藤沢市辻堂出身。実家は海岸から500mほどの場所にあり、幼少期からよく海で遊んでいた。中学生の時はベニヤ板を削ったボードでサーフィンを楽しんだ。「観光客も少なくプライベートビーチのようだった」と当時を懐かしむ。大学では教師を目指していたが、就職活動中に受けた公務員試験に合格し大和市役所に入庁した。「予想外の進路となったが、後悔などはまったくない」と前向きだ。
○…入庁後は、財政課などを経て、市民経済部長や政策部長を歴任。副市長も4年間務めるなど市のために尽くしてきた。「大変なことは多かったが、様々な経験をさせてもらい成長できたと思う」。藤沢市の球場でグラウンドキーパーも務めており、高校球児たちが全力で試合に臨めるよう、グラウンド整備にも汗を流してきた。「高校野球のドラマチックな試合展開を目の前で見られるのがたまらない」と語る口調には熱が入る。
○…先日行われた「日本語スピーチ大会」では16人の外国人が日本語で日々感じている厳しい現実について語っていたという。外国人と市民の相互理解を深めるために、「スピーチ大会のようなイベントや行事を増やしていきたい」と考える。「外国人も市民も一体となって大和市を盛り上げられるようにしたい」と意気込んだ。
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