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大和版 公開:2025年1月1日 エリアトップへ

このほど、大和市に油絵「はざ木」を寄贈した画家 武田 茂さん つきみ野在住 75歳

公開:2025年1月1日

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武田 茂さん

描くことで地域貢献を

 ○…市長応接室の扉を開けると、新潟県にある弥彦山と田んぼを描いた風景画が目に入る。絵には収穫した稲をかけて干すための「はざ木」と老人や犬が描かれている。「40年住み続けている大和市のために、何か貢献したい」との思いから、何度も訪れているお気に入りの風景を描いた油絵を寄贈した。「応接室に来るたくさんの人たちに、楽しんでもらえたら」と目を細める。

 ○…東京都世田谷区の出身。物心ついたころから絵が好きだった。小学生の頃には風景画の課題を提出した際に両親が描いたと疑われたこともあったそう。「大人顔負けの画力だった」と少し誇らしげ。高校生の頃に画家の道に進むことを決意したが、父や教師に「画家として生活は難しい」と言われ、大学に進学した。それでも諦め切れずに大学を中退。デッサンの学校に通い、再び絵の道に進んだ。

 ○…アルバイト先で出会った妻と結婚後、絵を描くため2人でパリに移住した。最初は絵がなかなか売れずに苦労した。「妻に本当に支えてもらった」と感謝を忘れない。妻の勤め先が画廊だった。店主の誘いで店に絵を並べると、そこから徐々に作品が売れ始めた。「自分の作品が純粋に評価され、買ってもらえたことが本当にうれしかった」と懐かしむ。帰国してからの約50年で、2千枚以上を描いた。

 ○…2人の息子を育て、現在は妻と2人で暮らしている。キャンピングカーを運転し、日本各地を回るのが楽しみの一つ。そこで出会う美しい風景をキャンバスに描いていく。今後は、市の文化発展のために「条件がそろえば個展を開催していきたい」と前向きだ。30年以上続けているパイプで煙をくゆらせながら、これからもキャンバスに向かい続ける。

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