大和自動車学校の校長に就任した 篠生 直巳(さそう なおみ)さん 深見西在勤 60歳
安全意識の輪広がれ
○...市内だけでなく、近隣市からも多くの人が運転技術を学びに通う大和自動車学校の舵取り役を担う。校長として「免許取りたての初心者が事故を起こさないよう教育していかなくてはならない」と責務を語る。着任後はスタッフたちに「安全行動をとれる生徒を育てていく」という方針を伝えた。授業を見学するなど教員とのコミュニケーションを図り、風通しの良い職場づくりに励んでいる。
○...伊勢原市出身。市内でも山深い地域で生まれ育った。遊ぶ場所はもっぱら山の中で、夏にはカブトムシやオオクワガタを追いかけていた。高校3年生の時、進学か就職かの進路で悩んでいた折に「人の役に立つことがしたい」という思いから、警察官を志した。高校卒業後は「市民の安全を守る人生」を歩み始め、長らく警備畑で勤務してきた。
○...40代半ばには、昇任試験に合格した警察官に教養を授ける関東管区警察学校の教官に。「他県の幹部候補の警察官にたくさん会うことで勉強になった」と振り返る。警察官人生の終盤は小田原などで副署長として60歳まで勤め上げた。現在は、家に帰ると庭の手入れを兼ねた家庭菜園を楽しむ。トマトやピーマンなどの収穫した野菜は、妻や娘とBBQをして振る舞っている。「コミュニケーションの種になっている」と話す。
○...車は「便利であるのと同時に、使い方を誤れば人生を壊してしまうもの」。だからこそ初心者はもちろん「高齢者にも免許返納などを意識してもらうきっかけ作りをしていきたい」と意気込む。警察や行政と連携して安全教室などのイベント開催にも意欲を示す。「死亡事故ゼロを目標に、地域全体の交通安全に貢献していきたい」。安全を守る人生は続く。
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