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大和 文化

公開日:2025.08.22

医師とサーファーの二刀流
中央林間 望月高行さん(60歳)

  • 白衣姿の望月さん。週5日の診療を行っている

  • 波乗りは充実した暮らしに欠かせない時間となっている

 シニア特集にあたり、本紙では、大和市に暮らす60歳以上の人に話を伺い、仕事とプライベートを両立し、生き生きとした毎日を送るための秘けつなどに迫った。今回は今月還暦を迎え、現役の医師として地域医療に貢献する望月高行さん(60)をご紹介する。

 望月さんは山梨県に生まれた。サラリーマン家庭に育ったが、高校時代に医師を志し、大学医学部進学を機に上京した。卒業後は、北里大学病院や横須賀市立市民病院、独立行政法人国立病院機構相模原病院、大和徳洲会病院部長などを経て2008年、中央林間に「医療法人社団 望月耳鼻咽喉科」を開業し、現在に至る。

 大和市の地域医療に携わり30年あまり。これまでは一日24時間のうちのほとんどを仕事に費やしてきたが、少しずつ心境にも変化があらわれるようになってきた。「体力と気力が続く限り医師を続けたい。同時にプライベートの時間も大切にしたい」と望月さんは素直な思いを明かす。

57歳で一念発起

 海のない山梨県に生まれた望月さんは、57歳の時にサーファーの妻の影響もあり、サーフィンを始めた。「(故郷の山梨県で毎日眺めていた)富士山がくっきり見える。あれが美しくて」と、湘南の海から臨む景観にも惹かれ、波乗りにのめり込んだ。

 今も月に1度はサーフボードと共に海を訪れる望月さん。ゴルフも大切な趣味といい、サーファー仲間やゴルフ仲間と食事を囲みながら談笑に花を咲かせる時間は「格別」という。

 今年7月からは「大和田園ロータリークラブ」の会長に就任した。多忙な日々を送るが、表情は明るい。元気の秘けつは「私にとっては大切な仲間たちと楽しい時間を過ごすこと」と語る。

 今日も多くの患者が望月さんのもとを訪れる。患者が笑顔で病院を後にする。そんな表情も望月さんの元気を支える。

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