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大和 社会

公開日:2025.09.30

綾瀬に児童相談所
大和も所管、10月から

  • (左から)テープカットを行う、橘川綾瀬市長、谷口県議会副議長、黒岩知事、古谷田大和市長

 旧綾瀬市保健医療センター(深谷中)への移転工事が進められてきた綾瀬児童相談所が完成し、10月1日(水)から運営を始める。

相談件数は急増

 政令市と児童相談所設置市の横須賀市を除く、神奈川県所管域には児童相談所が6施設ある。県所管域で2024年度に受け付けた虐待通告件数は、8023件(前年度比574件増)。概ね年々増加しており、17年度の4190件から倍増している状況だ。

 綾瀬児童相談所は、大和市と綾瀬市を所管する大和綾瀬児童相談所が移転するもの。増加する相談件数を背景に、2021年に緊急的に新設されたため、藤沢市の中央児童相談所内に置かれていた。県は所管域内の大和市・綾瀬市で移転先を模索する中、綾瀬市から旧保健医療センターの利活用が提案され、移転に至った。

竣工式に黒岩知事ら出席

 綾瀬児童相談所でこのほど行われた竣工式には、黒岩祐治知事、橘川佳彦綾瀬市長、古谷田力大和市長、谷口和史県議会副議長らが出席した。

 黒岩知事は「この40年経ったと思えない建物が生まれ変わり、子どもたちと向き合い相談できる部屋もたくさんできた。すばらしい施設になるように、皆さんとともに育てていきたい」と思いを話した。

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