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公開日:2026.01.01

シリウス
今年で開館10周年
ランドマークとして定着

  • 大和市文化創造拠点シリウス

  • 「たくさんの漫画が読めるのも特徴です」=12月19日・シリウス

 年間300万人が訪れ、大和のランドマークの一つである文化複合施設「大和市文化創造拠点」(大和南)。「シリウス」の愛称で知られる同施設は、今年で開館10周年を迎える。

 大和市文化創造拠点は、2016年11月3日に開館した。地元地権者や市などでつくる再開発組合がおよそ213億円を投じて建設された「YAMATO文化森」内の公共部分が市文化創造拠点に該当する。

 愛称のシリウスは、おおいぬ座を代表する最も明るい恒星で、「未来にわたって光り輝き、市民に愛される施設に」との思いが込められた。

 およそ50万冊の本を所蔵する「図書館」と、多様な公演に対応する「芸術文化ホール」、市民の学びをサポートする「生涯学習センター」、色々な遊具で遊ぶことができる「屋内こども広場」の4施設がシリウスを形成する。

 市が支払う指定管理料は、年間およそ7億6340万円(2025年度)。シリウスは市民の生活を彩る施設である反面、市の厳しい財政状況のなか、施設の維持管理に懸念の声もある。

「市民の居場所」を大和市立図書館 松田彰館長

一日で約8000人以上が訪れている同施設は、指定管理者制度を導入。全国各地で公共図書館の運営を行っている(株)図書館流通センターや、コンサートホールなど文化施設の管理運営を実施しているサントリーパブリシティサービス(株)など、6社が構成する共同事業体「やまとみらい」が運営を担っている。

 大和市立図書館の松田彰館長(52)は「独自で活動するのではなく、それぞれの専門性を生かして融合した運営を行っている」と話す。

 この「融合」はやまとみらいだけでなく、施設全体の運営でも重視されている。「例えば、ホールで何かイベントを行う時、その内容に関連した本を展示することもある。または、本に関連したイベントをホールで開くこともある」と松田館長。「イベントに参加した人、あるいは本を読んだ人が『もう少し知りたいな』、『学びたいな』と考えた際の手助けになれば。そのためにも、お互いがどのようなことを行っているのか情報を共有している」と語る。

主役は「市民」

 複合施設の強みとして、「各階のコンセプトがそれぞれ違い、利用する年齢層もそれぞれ異なっているが、一緒に何か活動を行う機会もある」と指摘。「4階にある健康テラスなどでは毎日、何かしらのイベントが実施されている。そうすることで、『本を借りるだけの場所』ではなく『そこに行けば人と交流できる拠点になる場所』を目指している」。

 さらに「従来の図書館とは異なる部分が多い」と松田館長は語る。「例えば、図書館は飲食を禁止していたり、誰かと喋ると注意を受けることがあるが、そうした細かいルールに縛られない多様な過ごし方ができる施設を目指している」。

 同施設ではコーヒーを飲みながら本を読むことや、まだ本を読むことができない小さな子どもでも楽しんで利用することができる。「主役は市民の方々。そのためにも、当施設では何度でも来たくなる『市民の居場所』になることを大切にしている」と笑顔を見せる。

 息子と一緒に訪れた市内在住の女性(40代)は「子どもが遊べるスペースや、一緒に本を読むこともできるので、親子で一緒に楽しめる場所」と魅力を語った。

連携強化へ

 開館10周年を迎え、松田館長は「市民の居場所をつくる、という重要な部分は変わらない」と話す。「シリウスに来たことがない方もいると思う。幅広い年齢層の人々にとっての文化の拠点となるよう、市民の方々との連携を強化しながら、より多くの人に知ってもらえる努力をしていきたい」と力強く語った。

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