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大和 人物風土記

公開日:2026.03.27

3月28日に「坊主バー」を開く法深寺の住職を務める
清水 清康(せいこう)さん
中央在住 48歳

  • 清水 清康(せいこう)さん (写真1)

地域の頼れる存在に

 ○…お寺の会館が、月に一度、賑やかな交流の拠点「坊主バー」へと姿を変える。会場の清照会館で、作務衣姿で訪れた人たちを迎えるのは、大和で70年の歴史を刻む法深寺の僧侶たちだ。住職と「ナンバーワンホスト」の僧侶によるお寺のイメージを覆す快活なライブが目玉の一つ。「お寺は敷居が高いと感じる人も多いが、気軽に足を運んでほしい」と呼びかける。

 ○…横浜市泉区出身。僧侶の父の仕事で、生後間もなくブラジルへ。帰国後は、サッカーに熱中した。「ブラジル帰りだからではなく、『キャプテン翼』にあこがれて」と笑う。転機は中学校を卒業後。親元を離れ、叔父が住職を務める妙深寺(横浜市神奈川区)で見習い生活をスタートさせた。「誰かのために一生懸命な父や叔父の背中にあこがれた」と、当時を振り返る。

 ○…修行初日、叔父が6メートルの崖から転落し、意識不明の重体になるという衝撃的な事件が起きる。医師からも絶望視される中、ただ一心に祈り続けた。すると数日後、叔父は奇跡的に目を覚ました。「人の思いには力があると肌で感じた」。その後は見習いと学生の二足のわらじを履く生活をしながら、僧侶の資格を得た。妙深寺で20年以上研さんを積み、4年前、父の後を継ぎ法深寺の住職についた。

 ○…「若い世代にとって、お寺が『頼れる場所』だと知られていない」と危機感を募らせる。だからこそ、バーやマルシェなど、これまでの枠にとらわれないイベントに知恵を絞る。「お寺を起点に新しいつながりが生まれれば、孤独死や非行といった社会課題の解決の一助になれるはず」。これからもチャレンジを続け、地域に開かれた「現代の駆け込み寺」を目指していく。

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