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公開日:2026.03.27

光丘中
ヒマラヤスギ伐採
60年にわたり生徒見守る

  • 伐採中のヒマラヤスギ

    伐採中のヒマラヤスギ

 大和市立光丘中学校(清水恭校長)のグラウンドで、半世紀以上にわたり生徒たちを見守り続けてきたシンボルツリー「ヒマラヤスギ」が3月17日、伐採された。立ち枯れが進み、倒木の恐れが出てきたことから、生徒の安全確保を最優先に考えた苦渋の決断だった。

 同校によると、この木は創立4年目の1963年、PTA会員の一人から寄贈され、正門前に植樹されたもの。当時高さは約5メートルだった。

 2007年の旧校舎建て替え時には一度、伐採の危機に直面した。しかし、卒業生や地域住民から保存を望む声が強く寄せられたことで難を逃れた。16年にはPTAや同窓会の協力で初のライトアップも実施されるなど、長年、地域の宝として親しまれてきた。

 異変が起きたのは昨年5月頃。常緑針葉樹であるはずの葉が急激に落ち始め、夏場には全体が茶色く変色してしまった。SNSでも「ヒマラヤスギの様子がおかしい」などの書き込みが複数見られた。

 同年12月に樹木医による診断が行われた結果、生命線である根が機能不全に陥っていることが判明。近年の猛暑の影響で、巨体を維持するための水分を吸い上げきれなくなったとみられ、回復は困難と判断された。

 大久保正雄同窓会長は「生徒の安全を考えればやむを得ないが、何とも言えない寂しさがある。60年以上よく見守ってくれた」と惜しんだ。

 清水校長は「非常に残念でならない。在校生やこれから入学してくる生徒たちには、単に『危ないから切った』という事実だけでなく、この木に込められた多くの人々の思いを知ってほしい」と語った。

 役目を終えたヒマラヤスギの幹は同校で大切に保管され、今後はモニュメントなどへの活用が検討される予定だという。

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