大和 政治
公開日:2026.09.09
大和市 財調残高が回復傾向に 25年度決算で明らかに
「市の貯金」といわれる財政調整基金の残高が、2026年度末に45・2億円となる見込みであることが本紙の取材で分かった。
市財政課によると、22年度末に67億円あった財政調整基金は23年度末に60億円、24年度末には41億円まで減少。26年度末には13億円、27年度末には残高が枯渇する見通しだった。そのため、市では国民健康保険税率の改定や下水道使用料の改定、26年度の当初予算編成では約10億円分の事業を見直した。
これに加えて25年度決算で市税収入が想定より上振れたこともあり、26年度末の残高は昨夏時点の予測より32億円近く回復する見通しとなった。
市の財政状況を巡っては、24年度の経常収支比率が101・5%に達し、初めて100%を超えた。経常収支比率は、市税など毎年入る一般財源に占める人件費や扶助費など経常的な経費の割合を示し、この比率が低いほど財政にゆとりがある。そのため市は市議会などから厳しい台所事情を指摘されていた。
同課によると、25年度決算の分析を進めるなか、経常収支比率は97・5%となる見通しとなった。担当者は「100%を切ったものの、新しい行政ニーズに柔軟に対応できるとは言い難い」とし、予断を許さない姿勢を示している。
25年度決算は、開会中の市議会9月定例会で審査が進められている。
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