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公開日:2026.08.28

中日本高速道路(株)清水建設(株) 東名、渋滞解消への挑戦 両社が語る、安全と技術

  • インタビューに応じる空閑東名工事長(左)と秀嶋所長

    インタビューに応じる空閑東名工事長(左)と秀嶋所長

  • 東名、渋滞解消への挑戦 (写真2)

 大和市内の東名高速道路で進む「小田急高架橋他2橋拡幅工事」。工事の背景や最先端技術、地域への配慮について、中日本高速道路株式会社東京支社厚木工事事務所の空閑(くが)健作東名工事長と清水建設株式会社東名小田急高架橋拡幅建設所(上草柳)の秀嶋桂所長に話を聞いた。

 ――本工事の背景と目的を教えてください。

 空閑さん「横浜町田IC〜海老名JCT間は1日平均約14万台が通行する区間で、慢性的に渋滞が発生しています。渋滞は時間損失だけでなく、CO2排出や追突事故の要因にもなります。本工事では、大和トンネル付近の大東橋、小田急高架橋、大和高架橋の3橋を拡幅し、付加車線を設置することで渋滞緩和と安全性向上を図ります」

 ――工事完了後、どのようなメリットが期待できますか。

 空閑さん「渋滞緩和で運転疲労や燃料代が抑えられ、渋滞中の脇見運転などによる追突事故も減少します。周辺一般道へ渋滞が広がるのを防ぐ効果も期待されます」

 ――日本屈指の交通量を誇る高速道路。施工での苦労や独自の技術は。

 秀嶋さん「高速道路を稼働させたまま、超高圧水でコンクリートを削り、古い鉄筋と新しい鉄筋を一体化させるなど、さまざまな難易度の高い工事を行っています。さらに工事中は、高速道路上はもちろん、交差する高架下の一般道や鉄道への配慮も必要になってきます。歩行者や車両に対する安全の確保、鉄道隣接部では24時間自動で線路の変位を監視する『トータルステーション』等のセンサーでミリ単位の影響も防いでいます」

 ――事故なく工事を進めるための連携や、安全への取り組みは。

 秀嶋さん「毎月安全協議会で些細な『ヒヤリハット』を共有するほか、重機の背後に人だけに反応するAIバックモニター等の最新ICT技術を導入しています」

 空閑さん「清水建設様の技術提案も踏まえ、安全を確保した施工を現場一体となって行っています。作業員が増える現場でも積極的にコミュニケーションを取り、安全意識を高めています」

 ――周辺住民の方々への配慮についてお聞かせください。

 秀嶋さん「防音、防振の杭打機を使用するほか、高さ制限がある高架下では住民の方の声を受け、路面表示や電子看板での案内に改善しました。弊社スタッフで行っている周辺のゴミ拾いも継続しています」

 空閑さん「環境美化は地主様からも感謝されており、清水建設様の真摯な姿勢が地域との信頼関係につながっています」

 ――最後に読者へメッセージをお願いします。

 空閑さん「大和市上草柳に『東名渋滞対策事業PR館』を開設しました。3Dアニメーション等で工事を楽しく学べますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください」

 秀嶋さん「地域の皆様のご理解、ご協力があってこその工事です。高速道路を利用する方々の負担を少しでも減らせるように、これからも安全第一でまい進します」

中日本高速道路株式会社・清水建設株式会社

大和市上草柳5-381-8

TEL:046-200-7741

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