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公開日:2013.03.15

龍峰寺
千手観音を開帳
3月17日(日)

  • 国重文にも指定されている観音像

 国分北の龍峰寺(大西龍彦住職)で17日、国指定重要文化財「木造千手観音立像」が開帳される。午前10時から午後3時。拝観無料。



 2mを超す阿形、吽形の2体の仁王像が安置されている仁王門をくぐった先にある観音堂、ここに国重文立像は収蔵されている。



 カヤ材の一木造りで衣の表現は平安時代の特徴をもつが、明確な制作年代は定かでない。水晶やガラスで作った眼をはめ込む手法の「玉眼嵌入(ぎょくがんかんにゅう)」などから、鎌倉時代末期に補修、もしくは古い像にならって再興されたものと考えられている。



 42本の手のうち、2本を頭上に上げて組み合わせている姿が特徴的な「清水式」と呼ばれる形式で、京都の清水寺以外では岐阜の慈恩寺、岩手の中尊寺観音院に安置されている極めて珍しい観音像を同寺では毎年、元旦と3月17日の2日間のみ開帳している。



 大西住職は「千本の手でどのような衆生(しゅじょう)も漏らさず救済しようとする慈悲の力が強い観音様です。ぜひお参りください」と話している。問合せは同寺【電話】046・231・5074へ。

 

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