元・プロ野球選手で、小学生プレイヤーに「野球肘」の検診を受ける企画を立ち上げた 今関 勝さん 上郷在住 42歳
なんでも全力
○…元プロ野球の投手で、現在は野球を通して得た経験を教室や指導者講習などを開き、ベースボールアドバイザーとして活躍しながら、市内中央にある飲食店「グランサッソ」の支配人を務める「なんでも屋」。同店がスポンサーを務めた野球大会では、野球少年の未来を考え、「野球肘」の検診を受ける企画を立ち上げた。「少年野球連盟や病院の方々が協力してくれたからこそ、ここまで出来た。皆様に感謝したい」
○…日本ハムファイターズに所属していた1996年には先発投手として11勝を挙げ、オールスターにも出場した。引退後は楽天イーグルスジュニアのヘッドコーチとして、子どもたちの指導にあたった。「当たり前のことをやる」。現役時代から大切にしてきた姿勢だ。大人ができていないことを子どもに強制をするのが嫌いで、「まず大人がやる」という信念を持っている。「野球日記をつけなさい」と言えば、自身も毎日ブログを綴る。「子どもたちはみんな見ている。言うからには自分が見せないと。ブログは正直、大変だけど・・・」と笑みを見せる。
○…身長187cmの恵まれた体格で社会人時代は「誰にも打たれる気がしなかった」というが、プロでは入団当初、レベルの違いを痛感。自身を変えたのは3年目、トレードマークとなるスキンヘッド姿と「エイヤッ」と雄叫びを上げ、気持ちで闘うピッチングがファンのハートを掴んだ。「本当は気が弱いことを隠すためなんです。自分の弱点を知っての工夫ですね」。手に持っていたコップをそっと置いた。
○…野球名門高校に進学するも「いじめ」を受け中退。厳しいプロ生活など、数多くの挫折も経験。その度に新たな道を切り拓いてきた。「出会った人に何か気付きや、きっかけを与えることができれば嬉しいですね。野球を通じて、支えてくれる人に恩返しがしたい」とインタビューに終始、丁寧で謙虚に答えてくれた。
|
|
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>