一般社団法人海老名扇町エリアマネジメント(山崎日出雄代表理事)が、海老名駅西口にある中心広場をはじめとした特定公共施設の指定管理者となり、10月1日から運営を始めている。住民主体の法人による指定管理は全国的に稀なケースで、今後は民間の力を活かし「住民主体でまちを創る」をコンセプトにする扇町のさらなるにぎわい創出を目指す。
指定管理者となった海老名扇町エリアマネジメントは、地権者が主体となり、昨年の9月に民間企業らとともに設立した一般社団法人。指定管理者制度は市民ニーズに柔軟に対応するため、公共施設の管理に民間のノウハウを活用しながら、サービス向上と経費節減を図ることが目的。市内では文化会館や図書館、運動公園などに制度を導入しているが、今回のように住民主体の法人が管理者となるのは全国的にも珍しい。
これまで同法人は「まち開き」から1年にわたり、西口エリアの交通安全対策事業や、施設利用の受付・相談業務、イベント運営などを行ってきた。
これらの活動が「住民主体でまちを創る」という扇町のコンセプトと一致することから、市は同法人を指定管理者とする議案を市議会9月定例会に提出。賛成多数で承認された。
これにより、同法人は中心広場とプロムナード、バス・タクシーの乗降場の管理業務を担うほか、扇町のにぎわい創出を図る仕掛けづくりを任されることになった。山崎代表理事は「西口地区のまちづくりの発展に30年以上携わってきたメンバーとともに、安全安心で住みよい場所にしていけるよう、これからも貢献していきたい」と話した。
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