2018年が明け、本紙では内野優市長に続き、「海老名商工会議所」の三田佳美会頭にインタビューを行った。三田会頭は昨年を振り返るとともに、今年の抱負などを語った。
―まずは昨年を振り返ってみていかがでしたか。
昨年は海老名商工会議所の事業として初となる「まちゼミ」を開催させていただきました。全国でも多くの商工会議所等が実施しているこの事業は地元商店が持っている自らの技術や専門知識を紹介することで、個店の良さを知ってもらうための企画です。海老名では22講座が実施され、その満足度が97%に上ったという事は大きな実績になりました。今年は地域の事業主の頑張りによって、さらに講座数が増えますので身近なお店をもっと知っていただき、市民の皆様も楽しめると思います。
また、例年実施している「えびな商工フェア」については、他市からも多くの人が訪れ前回を超える3万5千人の来場があり、盛大に終えることができました。
―今年の動きについてはいかがでしょうか。
昨秋新たに第四次安倍内閣が発足し、「生産性革命」「人づくり革命」を両輪とした政策が発表されましたが、事業者にとっての身近なキーワードはやはり「経済再生」「事業継承」になってくると思われます。国の政策をマクロ的視点と表現するならば、「それをどう地域の実情に落とし込み、地域の商工業者に浸透させていくか」というミクロ的視点に立って、地域の活性化を考えていくことが我々商工会議所の役目であると考えております。
ここ2年は、大手企業と地元商店との”共存共栄”をテーマにお話しさせていただきましたが、コラボ企画や発注のやり取りなど、互いの関係性が良好になっている傾向があり、基盤が作られつつあります。この活動を継続して行っていきながら、今年は地元企業への支援を強化していくことをテーマに推進していきたいと思います。
具体的には、現在行っている、まちゼミや事業所リフォーム、伴走型支援の強化を行っていきます。伴走型支援とは、小規模事業者に対して商圏分析や経営計画作成などを専門家と共に行っていく、言わば”コンサルティング”のような支援になります。このほかセミナーなども開催し、地元企業の皆様が益々発展していけるよう力を入れていきたいと思います。
―読者へのメッセージをお願いいたします。
商工会議所は直接的に市民の皆様と関わる機会は少ないですが、地元事業者を介して「海老名の発展・活性化」に向けて取り組んでまいります。行政や各種団体とも連携をとることはもちろん、会議所スタッフ全員でスキルアップを図り、地域活性化の”火付け役”として存在を発揮していきたいと思います。
―ありがとうございました。
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