「武井いちご園」(本郷5130・武井哲也代表)が、同園で栽培している”海老名いちご”を、ベルギーで4月に開催される国際味覚審査機構(iTQi)のコンテストに出品する。武井代表は「海老名のイチゴは先日も”かながわブランド”に認められるなど、評価が上がってきている。これまで以上に付加価値をつけて、広く知られるように挑戦していきたい」と意気込む。
国際味覚審査機構は、世界中の食品や飲料品の味を審査・表彰する機関で、ヨーロッパの権威ある調理師協会や国際ソムリエ協会の会員らが審査を担当。食品の優劣を競うものでなく、長所に焦点を当てて香りや食感、味覚などの基準で評価する。総合評点70点以上の食品は、点数に応じて3段階の星の数で表すことから「食品のミシュランガイド」とも言われているものだ。
武井さんは昭和初期からイチゴ栽培を始めた「武井いちご園」の3代目。代々受け継いできた栽培技術に加え、近年ではICT(情報通信技術)を導入し、これまで以上に生育環境の整備を徹底した。これが功を奏し、甘さだけでなく、酸味や渋み等のイチゴ(とちおとめ)本来の「深い味」を出せるようになり、県の品評会では農林水産大臣賞や県知事賞なども受賞。また、普段から様々な品種のイチゴを食べている事もあり、「どこにも負けない美味しさがある」と自信を覗かせる。
コンテストへの課題となるのは「輸送方法」。出品の多くは加工食品であり、生鮮食品は少ない。解決策として最新の特殊なナノバブルを使い、鮮度を保ったまま空輸で現地に届ける予定だという。
武井さんは「量よりも質にこだわり、『海老名のいちご』という誇りを持って、家族で協力をしながら栽培・出荷している。今回のコンテストも出品するからには自信を持っているし、最高位となる”三ツ星”を獲りにいきたい」と抱負を語る。
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