任期満了に伴う綾瀬市長選挙の立候補予定者事前説明会が26日に綾瀬市役所で行われ、現職と新人の2陣営が出席した。選挙まであと38日、同市選挙管理委員会では感染対策を念頭に準備を進めている=5月27日起稿。
綾瀬市長選挙は7月5日告示、12日投開票の日程で実施される。同選をめぐっては現職の古塩政由氏(69)が、今年3月の市議会定例会の会期中に7月の選挙で再選をめざす考えを明らかにしている。
26日の事前説明会にはこの古塩氏の関係者のほか、横浜市青葉区在住の会社役員の男性(50)が出席した。
説明会の終了後に本紙の取材に応じたこの男性は「立候補するかどうかはまだ検討段階」と前置きしたうえで、「コロナへの国の対応にスピード感のなさを感じた。民間の経営感覚を行政に取り入れる必要があり、鉄道がない綾瀬市に興味を持った」と話した。
今後、立候補する意思が固まれば政策などを示すという。
今年3月2日時点の選挙人名簿登録者数は6万8159人。前回の当日有権者数は6万7624人、投票率は54・17%だった。
感染対策
7月の市長選挙を前に綾瀬市選挙管理委員会では、専任の職員3人が同じ事務所内で勤務しないよう感染予防を徹底している。選管の男性職員は、休日でも外出を極力控え散髪も自分でする徹底ぶりだ。
投票日の投票所の設営では、ビニールカーテンや消毒液の調達、記載台の間引きなど感染症対策に細心の注意を払う。
投票所の記載台は通常3人用と2人用を2組設置して一度に10人まで記載できるが、今回は5人に制限するため、記載台を増やしたり入場制限も想定している。
スポーツセンターで行われる開票作業では、通常80人体制で行う作業を45人程度まで減らして行うことも検討しているという。
担当者は「通常の選挙では正確性が最も重要となるが、今回はそれに加え3密の回避など感染対策の徹底が求められる」と、目前に迫る告示を前に気を引き締めている。
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