買い物の足となるバスの運行が座間市の鈴鹿令和商店会(若林啓太会長・加盟8店舗)で始まった。県の商店街魅力アップ事業を活用して車両を購入し、地域に設けた7カ所の停留所と同市入谷西のスーパーを週5日、巡回する。
商店会が活用した県の事業では、買物弱者支援の取り組みが商店街の魅力を高め、集客力アップの一助になる、と位置づけている。ほかにも外国人客に向けた取り組みや健康増進など、事業計画に最高300万円までの事業費を補助する。
客の送迎はもともと、入谷西の「生鮮市場なかや座間入谷店」((株)仲屋商事・本社海老名市)が顧客サービスとして5年前から実施してきた。送迎に使う車両の走行距離が15万キロを超えたことでサービスの存続を検討していた。
そうしたなか同社が座間市に相談して県の事業に着目。近隣の店舗などで新たに商店会を発足させ、市の後押しを受けて県に事業計画を提出した。計画では、座間谷戸山公園を中心としたおよそ半径2キロ圏内の自治会と連携しながら、高齢者などの外出や買い物を支援する、としている。
県によると今年度、32件の商店会の事業を採択。このうち買い物支援事業は鈴鹿令和商店会を含む3カ所で、県の担当者は「モデルケースになる取り組み」と太鼓判を押す。
若林会長は「買い物は楽しい反面、年齢を重ねると不便を感じる。これを機に地域経済と買い物弱者への支援を強化していきたい」としている。
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