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公開日:2021.03.12
海老名総合病院
医療従事者の接種開始
重点医療機関でも不足傾向
海老名総合病院で8日、医療従事者向けに新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。到着したワクチンは1箱(975回分相当)で、コロナ患者に接触する機会の多い人から接種が行われている。
同院は県重点医療機関として別棟で中等症患者を受け入れている。ワクチン保管用の冷凍庫を設置し、他院へのワクチン移送を担う「基本型接種施設」でもある。
同院には2月26日に専用の冷凍庫が搬入され、3月5日にワクチン1箱が到着。すみやかに接種が行えるよう急ピッチで準備が進められてきた。初回に届いたワクチンは1箱(195瓶)975回分だが、2回接種をすると病院スタッフの半分にも満たない数量。今後の配送は不明という。
接種第一号は服部智任病院長(60)。普段休憩室となっている場所で接種を受けた後、15分間経過観察をした。今後は週3日、1日135人のペースで接種を行っていく。接種を終えた服部病院長は「副反応は他のワクチンよりも多めだが頻用薬よりはずっと低いとのデータがある。怖がらず受けてほしい」と取材に応じた。
新型コロナワクチンは超低温管理が必要で、先行接種していた医療機関では冷凍庫の故障が報告されている。接種初日を迎えた同院薬剤課の担当者は「無事に始まってよかった」と胸をなでおろしていた。
海老名総合病院では、地域住民向けの接種予定はない。接種に関する問合せは海老名市ワクチン接種専用ダイヤル【電話】046・235・8320
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