市長選と同じ9月22日に投開票が行われた座間市議会議員選挙は、無所属の新人、馬場佳陽氏が2153票で5位に入るなど新人6人が初当選を果たした。無所属で現職の松橋淳郎氏は前回に続くトップ当選を飾ったが、多くの現職が前回より得票数を減らした。
出馬した現職18人のうち3位に入った沖永明久氏は前回から18%得票数を伸ばしたが、ほかの17人は前回比で平均26%得票数を減らした。
現職の会派別では、大志会の2人が平均39%減、自民党・いさまの8人が同33%減、共産党2人が同14%減、無会派4人は同10%減、公明党の2人は同5%減だった。
党派別では自民5人が平均29%減、維新の美濃口集氏も29%減、立憲民主の安海のぞみ氏が24%減、神奈川ネットの長瀬未紗氏が同19%減だった。公明の伊藤多華氏は4%減、加藤学氏は6%減。苦戦した自民にあって吉田氏は8%減にとどめた。
下位当選の4人は自民系3人と維新1人の現職が占め、いずれもこの4年間、議会内で沖本浩二氏らとともに佐藤市政と対峙。市長選は沖本氏を支援した。唯一得票を伸ばした沖永氏(18%増)は選挙戦で佐藤市政の継続を訴えていた。
当落の票差は55票で維新の新人が自民の現職に及ばなかった。
学校給食の無償化を掲げ議席増をめざした共産は現有2議席から1増を目指したが届かず、維新も新人が落選して現状の1議席にとどまった。
新人は、馬場氏のほか地域政党代表の片岡将志氏と日産労組の星野郁氏が10位以内に入った。公明の高栁浩子氏と鈴木一寿氏は組織票を手堅くまとめ、無所属の大矢新一郎氏は1503票で初当選を果たした。
投票率は過去3番目に低い40・82%で前回を4・18ポイント下回った。現職の任期満了日は9月30日。新たな顔ぶれで10月17日に臨時会が開かれる予定。
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