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海老名・座間・綾瀬 スポーツトップニュース

公開日:2025.08.15

今泉中松田さん
2度目の全日本優勝
最終ゲームで逆転

  • 伊勢原ボウリングセンターで練習を重ねる

 海老名市国分北の松田寿夏(ことか)さん(今泉中2年)が、7月31日から8月2日まで愛知県で開かれた文部科学大臣杯全日本ボウリング選手権大会・中学女子の部で優勝した。松田さんは小学5年生の時にも全国大会で優勝しており、2度目の快挙となる。

 松田さんは今泉小3年生の時に姉の寿璃さんがボウリングをしているのを見てプレーし始め、伊勢原ボウリングセンターで腕を磨き、5年生の時に全日本小学生ボウリング競技大会で優勝した。勝利への支えとなったのが、父・竜也さんの存在だ。選手経験はないがボール選びなどを学び、練習に付き添いアドバイスし続けてきた。

 中学生になってからはジュニアジャパン選抜メンバーに選ばれるなど活躍。全日本は昨年挑戦したが9位で終わった悔しさもあった。同ボウリングセンターの斉藤琢哉プロから「自分のポテンシャルを引き出すボウリングを」と教えられ、週5回の練習では体の可動域を広げるためストレッチを入念に行い、倒し残したピンを確実に取る練習を繰り返した。試合では同日の大会で来場していた神奈川の高校生選手たちが後ろからエールを送り、これが追い風になった。

 5月の県予選をトップで通過し、全国大会では予選決勝合わせて12ゲームの得点で競う。後半11ゲーム目までは4位で「トップの選手には勝てるわけがない」と思っていたが、最終ゲームで有力選手の得点が伸びず、「きたかもしれない」と直感。チャンスを逃さず逆転し、わずか4点差の2482点で優勝をつかんだ。「取れるとは思わず、実感が湧きませんが、嬉しい」と喜びをにじませた。優勝とともに最高峰の個人戦とされるNHK杯全日本選抜への出場権を獲得した。さらにその先には17歳で挑戦できる、プロテストも視野に入っている。

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