神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
座間版 公開:2014年12月5日 エリアトップへ

県優良小売店舗表彰を受賞した学生服販売店(有)田原屋の代表を務める 多田 明さん 南栗原在勤 76歳

公開:2014年12月5日

  • LINE
  • hatena

「田原屋」一筋、60年

 ○…神奈川県庁、11月26日。黒川雅夫副知事から「県優良小売店舗表彰」を受けた。「いやあ、さすがにちょっと緊張したねぇ」と目を細め、当日の写真を見ては「もうちょっと笑った方がよかったかな」と首をかしげる。学生服の販売を手掛ける「(有)田原屋」は、1947年創業の老舗。叔父から店を継ぎ、大和店は妻が、座間店は自身と息子とで切り盛りしている。

 ○…8人兄弟の7男として生まれた。中学卒業と同時に、洋品店「田原屋」を営む叔父の家に「丁稚奉公」。学生服販売に参入した際には、地域での信頼づくりに奔走した。ひばりが丘やさがみ野に店を構え、1998年、南栗原に移転した。「田原屋」ひとすじ60年。取り巻く環境は変わったが、昔からの理念「良い物を安く」は変わらない。

 ○…「宴会部長」を自称するほどの宴会好き。中でも歌が大好きで、マイクを握ると手放さない。画面は見ず「観客」を見て歌うのがポリシーだ。一時はボイストレーニングに通い、茅ヶ崎で行われた大会のステージに立った経験も。「もっぱら歌うのは演歌。サブちゃんが好きでね。2時間くらいなら余裕で『オンステージ』できちゃうよ」。地域の仲間と旅行に行くことも多く、この前は名古屋、その前はスカイツリー…と、思い出話は尽きる気配がない。「とりあえず、(東京)五輪までは元気でいよう、と酒を飲んで笑って。これが一番のストレス解消法」

 ○…店内には学ランやブレザー、スカート等が所狭しと並ぶ。その全てに、サイズや校名が手書きで書かれたタグ。一見同じように見えるが、着る人に合わせ、少しずつ違うのだろう。その一着一着に、思いが込められる。採寸しながら「この子は3年間で背が伸びそうだな」とプロの視点で「一味」加えることも。「学生服は、元気な子どもたちが3年間毎日着るものだから。ごまかしはきかないよ」。実直に、真面目に地域の子どもたちを支え続けている。

座間版の人物風土記最新6

笹岡 泉さん

フェイスブックページ「We Love Zama」のタウンリポーターを長年務める

笹岡 泉さん

緑ケ丘在住 70歳

1月31日

松田 恵三さん

28日(火)まで行われている第3回「座間市民写真展」の実行委員長を務める

松田 恵三さん

栗原中央在住 80歳

1月24日

永野 貴義さん

高座クリーンセンター環境プラザの施設長として施設の情報発信に力を入れる

永野 貴義さん

46歳

1月17日

増田 修孝(のぶたか)さん

1月1日付で(一社)座間青年会議所の理事長に就任した

増田 修孝(のぶたか)さん

栗原中央在住 38歳

1月10日

出口 有加さん

市内で出版社「犀(サイ)の工房」を営む

出口 有加さん

四ツ谷在住 38歳

1月1日

徳永 誠さん

座間市立市民交流プラザ「プラっとざま」の所長を務める

徳永 誠さん

座間市在勤 57歳

12月13日

あっとほーむデスク

  • 11月8日0:00更新

  • 11月16日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

座間版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月31日号

お問い合わせ

外部リンク