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旧「恵心病院」 跡形無く更地に 利用方法については未定

社会

公開:2011年12月16日

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敷地はフェンスで囲まれ入口には鍵がかかっている
敷地はフェンスで囲まれ入口には鍵がかかっている

 厚木市山際にあった旧「恵心病院」跡地の解体作業が11月で終了した。同跡地は、テレビや雑誌で心霊スポットとして取り上げられたことから、若者らが無断で敷地内に侵入して夜間に大きな声で叫ぶなどの行為が横行、地域の迷惑施設となっていた。

 解体作業がスタートしたのは、昨年11月1日。当初予定では、今年3月までにすべての作業が終了する予定だった。厚木市によると、作業の遅れは、予想以上の廃材が出てそれらの処分に時間がかかったためだという。現在はスクリーニングス(砂)舗装がされ、更地になっている状況。また、敷地はフェンスで囲まれ入口には鍵をかけ、市が管理をしている。

 跡地利用について市公園緑地課の前場徹副主幹は「ゲートボールやグラウンドゴルフなど、当面は地元の人に利用してもらうのが良いのではないでしょうか。今は、跡地周辺住民の方へどういった利用法が良いか投げかけをしている状態です」と話した。

 また、同地周辺13自治会で組織する依知北地区自治会連絡協議会の梅津達幸会長は「きれいにしてもらい感謝しています。全体の取決めは何も決まっていません。市からの投げかけに対し、各自治会で検討をしている段階です」と話した。

 同地は、昭和54年に「河野病院」が開設。同62年に「山際病院」、平成7年に「厚木恵心病院」へ変わり、平成9年に恵心病院が休止に入ると、その頃から管理者が実質不在に。敷地内で落書きや不法投棄、ボヤ騒ぎ、傷害事件など発生するようになると、近隣住民から不安の声が挙がっていた。

 大阪府堺市から跡地(土地2605・74平方メートル、建物5102・93平方メートル)が公売にかけられていたことから昨年4月30日、厚木市が、同跡地を1263万円で落札・取得。市が跡地を取得したことで、地元住民に大きな安心感を与えた。
 

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