”日食ハンター”として5月21日観測の金環日食を伝える 城所 志保さん 子ども科学館 科学指導員 48歳
夢は火星行き
○…厚木市内でも5月21日、173年ぶりに観測される金環日食。神奈川工科大学厚木市子ども科学館で勤務する傍ら、世界各地の日食をこの目で見てきた”日食ハンター”だ。「日食が起こっているわずか2〜3分の神々しい感じ。まさにミラクル。全てを忘れてしまいます。一度見たら虜ですよ」と声を弾ませる。
○…沖縄に一人で行った金環日食を皮切りに観測は10回を数える。最も感激したのは、南極大陸で見た白夜の中での皆既日食。「幻想的でこの世のものとは思えない不思議な体験」と振り返る。その時の感動を共有したツアー参加者と”南極同窓会”を見た日と同じ毎年11月23日に開くという。
○…長崎県佐世保市生まれ。厚木に看護師として就職。その後結婚を機に東京に移り住み、2000年から科学館へ。看護師を卒業する時に「自然現象が好きで、プラネタリウムの解説がやりたかった」と小学校低学年の頃、両親に佐世保のプラネタリウムに連れて行ってもらって感動した昔を思い出したという。夫と子ども2人の4人家族。「主人は天文現象に全く興味がないんですよ。オタクと呼ばれています」とはにかむ。子どもには「きれいなものを見たときに素直に感動し、好きなことを一生懸命やる子に育ってほしい。科学館に来る子どもたちから将来の科学者が出てきてくれれば」と期待を寄せる。
○…夢は地球を外から見ること。「月にも行って、地球人が火星に行くのが見たい。宇宙の謎を全部知りたいです」と目を輝かせる。趣味は「宇宙関係全般」ときっぱり。自宅で愛用のカレンダーも星空のデザイン仕様だ。自宅にある天体望遠鏡で月のクレーターや土星の輪を見て、一人でお茶を飲みながらベランダで星を眺める。今まで観測した日食は全部成功。「晴れになりそうな場所を狙って行きました」。天候も事前に予測し、まさに”日食ハンター”だった。さて、5月21日の天候はいかに?
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4月19日