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厚木・愛川・清川 人物風土記

公開日:2026.10.30

全国優勝したAstemo厚木工場野球部で監督を務める 鈴木 朝也さん 厚木市恩名在勤 36歳

  • 鈴木 朝也さん (写真1)

風通し良い組織で日本一

 ○…全国約1万5700チームの頂点を争う「天皇賜杯第81回全日本軟式野球大会」で、厚木市のAstemo厚木工場野球部を悲願の初優勝に導いた。同部としては20回目の出場での快挙であり、県勢としても69年ぶりとなる日本一。「過密な日程の中、選手たちが本当によく戦ってくれた。会社や地域に良い結果で恩返しができてうれしい」と、充実した表情で喜びを語る。

 ○…茨城県出身。小学3年から野球を始め、強豪の常総学院高校から東海大学へ進学し、ひたむきに白球を追い続けた。同社に入社後も選手として10年間プレーを続け、4年前に監督に就任した。指揮官として大切にしているのは「風通しの良い組織づくり」。頭ごなしに指導するのではなく、若手も含め選手一人ひとりの意見を尊重し、対話を重ねることでチームをまとめ上げてきた。

 ○…職場では、カーボンニュートラルやISO関連など、環境分野の業務などを担当。行政の窓口対応もこなし、多忙な日々を送る。グラウンドを離れれば、小学1年生と5歳の2人の子を持つ父親。「野球を続けられるのも妻や家族の応援のおかげ」と感謝を口にする。休日も試合などで家を空けることも多いが、たまの休みに子どもと遊ぶことが「何より楽しい」と顔をほころばす。

 ○…9月に36歳を迎えたばかりの青年監督。日本一の栄冠を手にした今も、慢心はない。「天皇賜杯での連覇や他大会での優勝など、まだ達成していない目標に向かって一つ一つやっていきたい」と先を見据える。「プレッシャーと捉えず、今まで通りの自分たちの野球をしたい」と語る言葉には、指揮官の信念がにじむ。風通しの良いチームから生まれる結束を武器に、次なる頂点へ挑む。

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