５月に横浜市で行われた「２０１２神奈川県洋菓子協会作品展」で、ケーキハウス幸せの丘（本店・長谷）の浅倉心さんがグラン・ガトー部門で洋菓子協会会長賞を、ケーキハウス雅藤（本店・寿町）の浅羽真一さんがバタークリーム平面仕上げ部門で銅賞を受賞した。
幸せの丘でチーフパティシエを務める浅倉さん。昨年、同展・プティ・ガトー部門で銅賞を獲得した際、「次は会長賞を狙う」と話していた。今回出場したグラン・ガトー部門は、見た目だけでなく、味も重要。「実際にお客様に食べて喜んでもらえるケーキを作りたいと思って臨んだ」と振り返る。テーマは「森」。森にちなんだ食材を使用し、市内森の里をイメージした。念願の賞を受賞した浅倉さんは「自信を持って出品したので嬉しかった。作品を期間・数量限定で販売しているのでぜひ食べていただければ」と話した。
雅藤の浅羽さんは「自分の作品を見て欲しい」という想いがあった。今回、４カ月じっくりと構想を練り、初めて作品展に出品した。
モチーフにしたのは、グリム童話の「茨姫」で有名な眠り姫。顔の表情や流れるような髪の毛、ドレスなど、バタークリームだけで表現した。「やり直しがきかないので、イメージを固めて一気に作った。とても神経を使った」と苦笑する。
初参加での入賞に「電話で連絡を受けた時は本当に嬉しかった」と浅羽さん。「いい報告ができた。日々のケーキ作りにつなげていきたい」とコメントした。
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