本厚木ミロード中央館の改装に伴い、同館内の土産品販売店「あつぎ名産」が移転等をせず、3月末で閉店となることが分かった。店を運営してきた厚木市観光みやげ品組合も解散する。
観光みやげ品組合は1976年に設立。市内の和菓子店など7社で構成される。同組合が運営する「あつぎ名産」には、鮎せんべいやとん漬など、あつぎOECフードを含む組合加盟店の名産品が並んでいる。
組合加盟店主のひとりによれば、元々同スペースでの土産物販売は不調で、赤字運営だったという。その上に今回のミロード改装も重なった。改装後に再出店する場合新たに出店料を払わなければならず、こうした状況を考慮して3月末日での閉店と、組合解散が決まったという。
前述の組合加盟店主は本紙の取材に「結局厚木は観光地ではないということなのでしょう」と胸の内を明かした。
鮎の甘露煮も販売終了へ
同店では鮎の甘露煮も販売されている。この甘露煮は、相模川第二漁業協同組合の事業部が販売しているもの。しかし、同事業部も3月末で解散することが分かった。これにより一旦「鮎の甘露煮」が厚木から消えることとなる。
解散の理由は組合の方針転換。これまで組合は鮎の養殖販売を主な事業としていたが、経営状況が悪化したこともあり、相模川で天然遡上の鮎を増やしていくという方針へと転換。事業部を解散することとなった。
土産物店の店員は「鮎まつりがある厚木で鮎の甘露煮がなくなるなんて」と困惑していた。本紙は観光みやげ品組合、相模川第二漁業協同組合の両代表に取材を申し込んだが、いずれもこの件に関しては口を閉ざしている。
こうした事態について、市観光振興課は「土産物店の閉店は聞いているが組合から直接解散の報告などは受けていない」としながら、「今後も観光協会が窓口となり、土産品の各店舗等を紹介していきたい」と話す。
本厚木駅構内には、市観光協会による観光案内所が設置されている。ミロードが工事に入る4月以降はミロード南館へ一時移転するが、同課によれば小田急電鉄(株)との契約により、観光案内所内では土産品などの商品販売はできないという。
観光振興課では「来年春オープン予定の(仮称)あつぎ元気館の中に、市内の名産品を紹介できるコーナーを置くことができれば」とコメントしている。
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