厚木・愛川・清川 かたことNOTEコラム
公開日：2013.06.28
かたこと ＮＯＴＥ
▽厚木市が「市職員の源泉所得税の納付漏れについて」とした報道資料をＦＡＸしてきたのが、６月21日午後４時過ぎ。数時間後「臨時記者会見の内容について」として改めて延滞税などの金額が送られてきた。記者クラブに属していない弊紙は、ここで初めて市の不祥事について臨時会見が行われたことを知った。▽週が明けて24日午前、報道資料にあった職員課に電話取材。事実関係を確認した。市の代表である市長は不祥事をどう思っているのだろう…。そこで広報課に連絡。今回の件で市長の公式なコメントがほしいと伝えた。▽午後になって折り返しの電話。「何を聞きたいのかが分からないのでコメントは出せない。21日の会見で話した様子なら伝えられる」と。呼ばれていない記者会見での市長の言葉を伝聞されても記事にはできない。埒が明かないので秘書課に電話して、ようやく市長の公式コメントが聞けた。▽そもそも、５日に判明していたことがなぜ21日になって会見で公表されたのか。「議会開会中」などということは理由にならない。職員の処分や追徴課税分を自己負担する関係職員については24日時点でまだ決まっていないという。良いことも悪いことも包み隠さず市民に情報発信するのが広報の仕事のはず。陰徳の美はあっても、隠ぺいには悪しかありえない。特に市の不祥事の対応では尚のこと。誰にでも平等で真摯な対応をお願いしたい。
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