市内下川入を拠点に活動するライター・KRESSEYEさん(37)が中心となり、市内在住のPHILさん(37)と共同でパネルにグラフィティアートを制作する。4月26日にオープンするアミューあつぎに合わせ、現在20日の完成を目指し、制作準備中だ。
グラフィティアートは、主にニューヨークで1960年代末頃から盛んになったスプレー、ペンキなどを用いた「落書き芸術」。
4月26日にオープンを控えるアミューあつぎの入り口に当たる厚木地下道の壁に設置されるこのグラフィティアートは、あつぎ文化芸術特別大使の横内謙介さんからの紹介で、来年2月1日に市制施行60周年を迎える市がKRESSEYEさんに依頼したもの。
描くグラフィティアートは、スプレーやペンキを使い、高さ3m、幅8mの大作だ。厚木で文化が浸透し、他市から訪れた人に素敵な街に思ってもらえるような作品を制作していくという。
KRESSEYEさんは、「絵を見て楽しんでいただけたら嬉しく思います。他の街の人が見に来る場所になって、これをきっかけに、将来的には厚木の近隣地区のアーティストとの交流も深まっていけたらいいですね」と話す。グラフィティアートは、ヨーロッパや南米、アメリカなどで評価が高い。KRESSEYEさんは開放的、壮大、自由、衝撃の大きな「現代アートのひとつ」だと魅力を表現する。
76年生まれのKRESSEYEさんは、5歳から厚木で育ち、高校在学中にストリート文化とレタリングに影響を受け、94年からレタリングを書き始めた。これまで野球場の壁画や、スポーツブランドとのプロジェクトを手がけるなど国内外の制作に携わってきた。
厚木のシンボルとして、グラフィティアート完成に注目を集めそうだ。
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