神奈川県央地域若者サポートステーション(サポステ)がこのほど、中町の「アミューあつぎ」7階のあつぎ市民交流プラザ内に開設された。5月8日に宮台功厚木副市長などを迎え、同プラザで開所式が行われた。県内6カ所目の開設で県全域がカバーされることになった。
サポステは、厚生労働省が認定した全国の若者支援の実績やノウハウをもつNPO法人などと連携して全国160カ所で実施している。無業状態にあり働くことに悩みを抱えている人を支援し、就労につなげることが目的。
サポートは、県から委託を受けたキャリアコンサルタントや産業カウンセラーなどの専門相談員が個別相談やカウンセリングなどを中心に適性に合ったプログラムを提案する。また、ハローワークや各種NPO団体などとも連携を図る。支援対象は、15歳から39歳までの就労を希望する意欲ある無業者とその保護者。
事業の運営には、特定非営利活動法人「子どもと生活文化協会」(CLCA)があたる。カバーするエリアは10市町村(厚木、伊勢原、海老名、綾瀬、大和、座間、茅ヶ崎、愛川、寒川、清川)で、15歳から39歳までの無業者は、10市町村で約6000人。
同協会は、2012年に県西部地域若者サポートステーションを開設した。13年度は目標の110人に対し、159人の進路を決定した実績を活かし、県央サポステにおいても、まずは年間60人の支援をめざす。
市からの要請で昨年9月から3月までヤングコミュニティセンターで実施した月2回の出張相談会では、148件の相談に対応。県からも県央地域でサポステ開設の声が上がっていた。
県央サポートステーションの村田真一所長は「利用者の方に寄り添いながら、ペースメーカーのような存在になれれば」と話した。
「今後はサポステの周知に努め、職場体験などの機会を作りたい」と開所式に出席した主催者の同協会・和田重宏顧問。
相談、サポートは無料。詳細、問合せは、同ステーション【電話】046・297・3067へ。
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