厚木中央公園で11月8日、「あつぎ素敵美術館をつくる会」(肱元伸会長)が製作した石彫モニュメントの寄贈式が行われた。
これは、市民協働事業で始まった、ぼうさいの丘公園での展示が縁で、同会が市に提案。市民に気軽に芸術に親しんでもらうことがねらい。寄贈の提案を受け、市はモニュメントの設置を市民に広くPRしようと式典を企画した。
式典では同会の肱元会長とモニュメント製作者・高橋正晴さんが出席。除幕とともにモニュメントが姿を現すと歓声が上がった。
作品のタイトルは「石のかたち―コスモス―」。コスモスをかたどった岐阜県産花崗岩の材質を使用して作られた。作品は高さ2m、幅4・2m、奥行き4・2mの大作。6個の石には「真・善・美・聖・健・富」の意味が込められている。
高橋さんは「立体感動が彫刻の本質。(この作品に)少なからず感動を覚えていただけたら幸せです」と挨拶すると会場から大きな拍手が贈られた。管轄する市公園緑地課は、今後はモニュメントの周りにベンチを設置して憩いの空間を作っていく計画だという。
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