厚木市はこのほど、市内の公共施設5カ所に新しく電気自動車(EV)用急速充電器5基を設置した。供用開始は、今年4月上旬からを目指しており、使用は有料。
この事業は、環境先進都市を目指す同市が、充電インフラを整備し、EVをより普及させることが目的。2013年11月に締結した「厚木市・日産グリーンモビリティ・プロジェクト」の一環で、県内にEV利用者を拡大するために県が策定したガイドラインに基づき実施された。
設置個所は、市文化会館、依知南公民館、依知北公民館、睦合西公民館、相川公民館。道中での充電を想定し、幹線道路からアクセスしやすい施設を選定。市内ではその他に、市役所本庁舎、ファミリーマート恩名店、同宮の里店、同長谷店の4カ所に設置されている。
新設された充電器は、月会費(3800円〜)や1回毎(15円/1分)の料金が必要。所要時間は、80%までの充電で30分ほど。国内大手自動車会社などからなる合同会社日本充電サービス(NCS)が運営し、管理は市が行う。電気代などの管理費は、市に後日還元される仕組み。
市産業振興課によると、設置費用は3千680万円。内訳は国の補助金2千100万円、大手自動車会社4社からの支援金850万円、市の予算730万円。
EV普及に伴い無料開放は休止に
10年12月に発売されたEV「日産リーフ」の市内登録台数は、日産自動車(株)調べで発売以来、14年12月までで累計268台。毎年60台前後が増えている。
現在、市内公共施設で唯一稼働する市役所の充電器は、10年2月に設置。一般的ではなかったEVを広く市民に普及できればと、これまで無料で開放されてきた。市財産管理課によると、11年4月から昨年12月までで充電回数が約2万3千回。市役所の維持管理費として電気代約260万円分を市が負担している。
今後は3月から1カ月間、新設充電器の周知を行う。また市役所の充電器は、5基の供用に合わせて一度運用を休止。準備ができ次第、有料化へ移行する予定。
市産業振興課の松尾幸重課長は「”電欠”の不安を減らす充電ポイントとして、この設置がEVの普及に繋げられたら」と話した。
厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
<PR>