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ZOOM UP 英語の先生は証券マン 市内在勤の倉成雄介さん

教育

公開:2015年3月6日

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業務を終えた夜に授業を行う
業務を終えた夜に授業を行う

 「can、〜することができる=be able to」「must、〜しなければならない」。英語と和訳が呪文のように、繰り返される。長谷の長谷寺で月に一度開かれている「英語の時間」。近所の小中学生から大人まで、机をともにし学んでいる。講師の倉成雄介さん(33)は、野村證券(株)の厚木支店で働く証券マンだ。

※※※

 ▽2年前まで東京・八王子で高校受験対策の塾講師を10年間経験。開成高校や筑波大駒場高校に多くの生徒を送り出し、教室長も3年間務めた。「勉強って思わせたくない。やっていくうちに英語を好きになってほしい」。そんな想いの中で編み出したのが「声に出して読ませる」英語の授業。最初は書かせて、それを見ながら声に出す。子どもたちは30分もせずに、暗記して言えるようになった。

 ▽勉強嫌いだった学生時代。「宮大工になろうかな」とぼんやり考えていた高校3年の10月、バイト先の先輩に「何も考えずになろうと思うな。勉強をして、自分の選択肢を作って選べ」と諭され、その日から1日14時間を勉強に費やした。「私はリンゴが好きです」を「I am like aple」と書いていた偏差値24からの一念発起。2浪を経て偏差値72で大学に合格した。「出来なかったことが分かる楽しさ」を知ったことが、塾講師をめざした原点だ。

 ▽証券会社での仕事も、根底にある気持ちは同じ。「興味ない人に関心を持ってもらいたいという部分では、教育と似ていますね」。市内を自転車で走り回り、1日125件を訪問する「ピンポン外交」ぶりは、知る人ぞ知る名物証券マン。同期で全国2位のセールスを誇る。「いかにお客様の立場になれるか。声を聴いて、真摯にお答えする」ことが、営業の極意だと語る。

 ▽お寺でのボランティア授業は、自分が地域のためにできることを考えた結果。交流のあった同寺の加藤英宗住職の息子たちに英語を教えていたのが、今や地域の寺子屋へとなった。「何となくで覚えちゃえば、英語は話せるようになる!」。子どもたちへ語ったその言葉は、情熱がこもっていた。
 

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