厚木・愛川・清川 人物風土記
公開日:2015.05.15
緑綬褒状を受章した「小鮎ボランティアの会」代表を務める
渡辺 秀夫さん
宮の里在住 68歳
「奉仕者の責任 忘れずに」
○…昨年度の県民功労者表彰に続く栄誉。長年に渡る奉仕活動が評価され「地域交流支援活動奉仕団体」として、団体での受章となった。通常は緑綬「褒章」だが団体では「褒状」となり、本日15日に伝達式を迎える。「小鮎というローカルな地域での活動が認められたのは心強く思う。頑張らないとイカンという気持ち」と心境を話す。
○…地区内12自治会で体操やゲームを行うミニデイサービスを中心に、公民館でのお楽しみ会や地域の福祉施設の手伝いなど、活動内容は様々。「会員みんなの気持ちの共有ができているから、会が30年続いてきた。やるべきことは今後も変わらない」。やさしい語り口が印象的。
○…新潟県糸魚川市出身。神奈川県庁への奉職を機に、横浜へ。37歳のときに宮の里に移り住んだ。福祉に関わるようになったきっかけは、48歳のとき。母の死を経験し、介護・福祉に関心を持つようになった。通信大学に通い、社会福祉士の資格を取得。いずれ地域のボランティアに携わりたいと思っていた矢先、小鮎ボランティアの会の森谷文枝前会長が紹介された新聞記事を見つけた。「小鮎にこうしたボランティア団体があったんだと知りました。記事の切り抜きは、今でも残していますよ」
○…定年最後の年に同会へ参加。もともと消防団をしていたこともあり、地域への溶け込みは抵抗がなかった。会長に就任したのは4年前。会員83人中、男性はわずか5人。周りの会員からは「男性目線で、女性だけでは見えていないところを見てくれている」と頼られる存在だ。活動を続ける上で大切にしているのが、ボランティアとしての責任。外部講師を招いて会員向けの研修も行い、メンバーの士気を高めている。「個人のプライバシーや、利用者との約束は守らなければいけないこと。やる以上は自分の行動に責任を持たなければいけない」。奉仕者としての志だ。
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